3日間のおれんじ村での研修は、自分自身を振り返る3日間でもありました。
今回の研修で学んだ事から、学校現場でこれから大切にしていきたいことを述べたいと思います。
1つ目は、「安心できる学級を作っていくこと」です。おれんじ村では、色々なことをみんなで話し合い、決めていきます。一人一人が考えることを、良いことだけでなく、改善したいところについても伝え合っています。伝えづらいことも、本音で伝え合える雰囲気があり、どんな考えでも否定せず受け入れようとする思いが伝わってきました。おれんじ村のみなさんの笑顔から、「ここが好きなんだ」という気持ちも伝わってきました。一人一人がそんな思いや気持ちを持てる学級を作ることが、「一人一人が安心できる学級」につながっていくと考えています。
2つ目は、「自分に自信を持てる子どもを育てる」ことです。「自尊感情を持って・・・」とよく言われますが、最近では、自分に自信がない、自慢できることがない子どもが多いと思います。自分自身の子どもたちとの関わりを振り返ってみても、よさを見つけること、褒めることが十分でなかったと感じました。自分に自信が持てると、自分だけでなく、相手のことをもっと大切に考えることができるようになると思います。「共に生きることはお互いを理解すること」という言葉は、この3日間で心に残っている言葉ですが、自分も相手も大切にし、互いに思いやり、助け合い、協力し合えるように子ども達を導いていきたいと思いますし、私自身もそうありたいと思っています。
最後になりましたが、「おれんじ村30周年」という節目に、Kさんをはじめ、おれんじ村のみなさんとに出会い、貴重な経験をさせていただいたことに、とても感謝しています。この経験を、2学期からの子ども達への支援に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
小学校 教諭 T