自分とは違った見方から考えること

私はかつての熊本市のヘルパー制度の不十分さに衝撃を受けました。以前の熊本市のヘルパー制度は利用する側中心ではなく、ヘルパーとして働く側中心で作られていました。そのため、熊本市のヘルパー制度で補えない分は他の制度を使っていたそうです。

また、コロナが流行したことにより、以前より人に声をかけて手伝ってもらうことが難しくなったと教えていただきました。接触することをあまりよく思わない人もいるため、最初の1~2年は大変だったそうです。コロナへの対策がしっかりと行われるようになるにつれて、そのようなことは少しずつ減っていったようですが、障害をもつ人にしかわからないコロナ禍での苦労があったことに気づかされました。

 車いす体験では、初めて電動車いすに乗りました。足で操作する車いすに乗ったのは初めてだったので少し怖かったです。でこぼこした道や狭い通路を通るのは大変で、普段歩いていても全く気にならない部分に注意を向けなければなりませんでした。バリアフリーについて学校では誰もが学びますが、実際に経験しないと気づかないことがあると思いました。

 このように、実際に当事者として経験しなければわからないことを今日は教えていただきました。自分の学校、アルバイト先、自宅などが、誰でも使える状態になっているのかについて考えることができました。自分がもし障害をもっていたらという見方をこれからの自分の生活の中で大切にしていきたいと思います。

 

いちごだいふく