はるみさんの本の宣伝に!!〜障がいは「持つ」ものではない 大学生Hさんの感想〜

障がいを「持つ/持たない」、障がいが「ある/ない」、さてどっちが正解か。介護等体験に参加するあたり事前指導でこう問いかけられた。正解は 。「持つ/持たない」で言い表してしまう場合、「持ちたい/持ちたくない」と、 表現できてためだと教わった。

今日Hさんとの時間を過ごす中で、上記の定義を理解できたように私は思う。Hさんは生き生きと暮らしていらっしゃるように私には見えた。

まず、家に一歩踏み入れると目に入るのはSMAPのポスター。続いて関ジャニ∞のうちわその他もろもろジャニーズのグッズがいたるところに目についた。Hさん自身からライブにも行ったことがあるなどの話を聞いているとき満面の笑みが広がっていた。

はるみさんのお宅に上がらせてもらったり、コンビニへ買い物に行ったりする中で普段自分では気にとめてないようなことにたくさん気づきました。お部屋のドアが取り払ってあるのは、車いすで通りやすくするためだとか、たたみをフローリングに変えているのは車いすの車輪でたたみが傷んでしまわないようにするためとか、過ごしやすくするための工夫がたくさんされていました。
コンビニの入口のドアが手動であることも、初めて意識したと思います。はるみさんは、店の人が気づかず、あけにこないときや人の出入りがないときは、ドアの前で持つことがあるとおっしゃっていました。
トイレやバスの入口などバリアフリーが取り入れられているものはたくさん目にします。でもまだまだ誰もが過ごしやすい世の中ではなく、変えていかなければならないことはたくさんあるんだなと感じました。
それからはるみさんはジャニーズが好きでライブによく行くとおっしゃっていました。大阪まで行くこともあるそうで、私はそれを聞いたときとても驚きました。

今まで障害のある方は家にいるというイメージがありました。そして、行動範囲もせまいものだと思っていました。でもそれは、私の勝手な思い込みで、行きたいという気持ちがあればどこでも行けるんだと思いました。

障害があってもなくても外に行きたい。働きたい、一人暮らしをしたい。
好きなものを食べたいという気持ちを我慢する必要はないのだと思います。Yさんは、20年以上ヘルパーさんに来てもらいつつ一人暮らしをされていて、自分で選んで決めて行動することの楽しさを本当にうれしそうに話してくれました。とても自由で前向きで行動力があって、明るい素敵な方でした。私も見習いたいです。

車椅子を乗りこなし、道をがんがん進んでいく姿も印象的でした。Yさんのお話を聴いたことで、私の中の考えや価値観が変わったし、視野も広がったと強く感じます。逆に言えば、Yさんとの出会いがなかったら、変化は変わらなかったわけで知らない気づかないということは恐ろしいことだと思いました。
 だからもっといろいろな人を話して知って、勉強して、自分の中で固まっている思い込みや常識を壊し、視野で物事を見られるようになりたいです。お話を聴かせていただいてよかったです。