子どもより大人のほうが難しい

私がやっさんのお話を聴いた中で、「子どもより大人が難しい」という言葉が印象に残った。大人は自分が受けてきた教育や持ってきた意識を簡単に変えることは難しいが、子どもは経験が少ないぶん新しいことを受け入れやすいと思う。

 

 私の通っていた保育園は人数が少なく、保育園と一緒に障がいをもった子のデイサービスも行われていた。そのため保育園や保育園の学童に通っていた頃は、障がいをもった子とも障がいについて意識せずに一緒に遊んだりしていた。しかし成長するにつれて学童には通わなくなり、学校でも障がいをもった子とはクラスが分かれていて関わる機会が減っていった。

 

 今回の実習で久しぶりに障がいをもった方と関わる機会を得て、どう接すればいいか戸惑ってしまう場面があった。小さい頃は意識せずとも、関わりを持てていたのに対し、今の私は戸惑ってしまう部分があった。そのため、やっさんの「子どもより大人が難しい」という言葉がとても心に残った。

 

教員は子どもたちと関わる仕事であるため、子どもたちの純粋さを大切にするとともに、教員としてどう教育をするかが子どもたちの将来においてとても大切であると思う。今はまだ学生という立場で、周りにはたくさんの先生がいるため様々なことを学ぶことができる。今のうちにたくさんの方と関わることで学びを深め、自分が教員になったときに子どもたちにどんな教育をしていくかの考えをもっておくようにしたいと思う。

 

 

あじさい