授産施設をやめて。

私が20歳の頃(就学免除で2年遅れて学校にいきました)、
学生時代、特に高校生の頃、
卒業する前、進路について迷ってた頃がありました。
就職するか進学するか、とっても悩んでいた頃がありました。

31年前、私は、正直言うと進学したかったのです。
あの頃は、夢も希望もあったのです。
ちょうどその頃、父が急性心不全で他界したのです。49歳でした。

そんなこともあり、進学をあきらめました。
そうなると、今度は職探しです。
進路指導の先生や担任の先生と、
県内外の企業に面接や相談に行っていました。
だけど、どの企業からも「障害が重い」の一言で断れていました。

職安通いもかなりやりました。
そんなある日熊本職安の人から、
「埼玉に職業訓練校があるので行ってみませんか」と言われて、
私は行く気満々になっていたのです。
ですが、今度は母が反対したのです。
「お前は一回外に出たら家には帰ってこん」とね、。

そんなんで、またしても諦めたのです。
「いったい、俺はどうすればいいんだ」と思っていたのです。
親としてみれば、不安だったのでしょうね。
卒業後も進路指導の先生とは、連絡を取っていました。
しばらくして、
先生から「苓北に授産施設があるので行ってみないか」と言われ、
見学に行ったのです。
そして、「ここなら俺も仕事が出来る」と思って、入所したのです。
仕事は印刷を希望しました。

印刷の仕事は大変でしたが、それなりに頑張りました。
しかし、規則が厳しくて窮屈さを感じて、
「辞めよう」と思っていたのです。
そして、些細な事で園長と喧嘩をして、施設を辞めました。

今になって、思う事は、
「辞めて良かった。あのままだったら、生きていないだろうなぁ」
ということです。

自立生活って、大変だけど結構面白く生活出来ているので、
この調子を維持していこうと思っています。

ひさじまん