「共に働く」ということ

 私は、くまもと障害者労働センターで五日間の介護等体験をさせていただきました。私は、最初の日とても緊張していました。しかし、多くの方が笑顔で温かく迎え入れてくれて、すぐに不安が吹き飛びました。皆さんとお話しをする時間がとても楽しかったです。くまもと障害者労働センターは皆さんが明るく笑顔で生き生きと働いておられる素敵な場所だと思います。お弁当の配達やお菓子の販売に様々な場所を回った時も声を掛けて頂くことが多く、とても地域に愛されている場所だと感じました。

  

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 特に五日間の中で強く感じたことは、健常者と障害者が共に働くとはどういうことかということです。今まで「介護施設」「障害者施設」という言葉を聞くと、施設の方が利用者の方を一方的にお世話するというイメージを抱いていました。差別しているつもりはなかったが、勝手に障害者に対して固定概念を抱いていたのかもしれません。しかし、そのイメージがガラッと変わりました。くまもと障害者労働センターで五日間実習をして、販売・弁当・製造・カフェなどそれぞれの部署で自分の役割をしっかりこなして働いている利用者の方の姿を見て、利用者の方と施設の方の区別がないなと感じました。健常者であっても、障害者であってもみんな同じ人間であり、障害者が特別だという事は何もないと思います。障害があってもなくても、働き、恋愛し、結婚する権利は誰にでもあるという事を改めてこの実習を通して強く感じました。何か苦手なことがあれば、得意な人に助けてもらう。そして、また次の機会に自分が助けてあげる。障害がある、なしに関係なく助け合う事、これが一番大事だと思いました。

 健常者と障害者が平等であり、共に働ける。それぞれに苦手なこと、得意なことあるが、自分にできることを一生懸命することで、地域の貢献につながる、そんな場所が「くまもと障害者労働センター」だと思いました。

 この五日間を通して、多くの出会いと学びがありました。ここで介護等体験ができて良かったです。今後、先生になった時はもちろん、これから生活していく中で活かせることが多くあると感じました。とても貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

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