おれんじ村の原点 その3  〜トイレットペーパーを売る訳『だから、トイレットペーパーを買って。』〜

  私、ベッカムが働きだしたのは、約20年前で、牛乳パックの回収をメインの仕事としていた頃でした。
その頃の給料は時給150円。
それでも、自分で働いて収入を得られたときは、とても嬉しかったし、社会人になったんだと感じました。
ちなみに、初給料は貯金しました。なんでかというと、いつか先輩たちのように、地域で一人暮らしをすることを目指していたからです。
またまたちなみに、ベッカムはその後一人暮らしを始め10年以上が過ぎました。
 

 私たちセンターにとって、牛乳パックの回収の仕事は大変でしたが、私たちの仕事の原点です。
2003年度には、グリーンコープさんが牛乳パックをやめて、びん牛乳になりました。
それと同時に労働センターは大きな転換時期となりました。
2004年度からは回収の売り上げが、前年度から比べ大幅に減少しました。
 

 それからセンターみんなで話合い、牛乳パックの回収の仕事を辞める決断をしました。
そして、下請けではなく、センターの自主製品を増やしていこうとなり、サータアンタギーを作り始めました。
今はいろんなお菓子をつくっています。
また、カフェなどの事業も開始し、ゆっくりと事業も広がっていっています。


 牛乳パックの回収は、私たちの原点ではありますが、みんなの生活のため苦渋の決断をすることになりました。
しかし、私たちの原点を忘れないために今でもトイレットペーパーを販売し続けています。
今もなお地球に優しい、牛乳パックの再生紙のトイレットペーパー販売しています。
ベッカムも使っています。
一番はロールが長くて、紙の質の高さです。来年度の予算の中に入れてください。御注文にお待ちしています。
 牛乳パックを使って名刺も作成して、販売をしています。

▼トイレットペーパーのチラシです。