夏バテ予防に梅づくし

今回の玄米食
朝から準備中にカフェスタッフのMさんが目まいで倒れ病院、
という思いがけない事態で始まりました。
若い人もタフな人も油断のならないこの連日の暑さ。
T先生は夏を乗り切るとっておきメニューを
準備してくださっていたのですが…。

玄米ご飯は、梅干5〜6個を入れて炊いたもの。
これだけでも疲れがとれそうです。
汁物は暑い季節は即席澄まし汁に。
だしもとらずお湯を注ぐだけですが、
ちぎったたっぷりの海苔の香りと、
練り梅のほのかな酸味が、食欲を呼びさましてくれます。
茄子のシギ焼きは、シンプルなのに深みのある味。
砂糖なしなのに甘みがあって、
調理法でこんなに素材本来の味が引き出されるんですね、と
皆びっくりしました。

男性参加者のTさんが、
キンピラのレシピを見て「ごぼうのにおい」って
どんなにおいですか?と質問されました。
ほら、あのごぼうの「あく」の匂い、
よく炒めているとそのあくが旨味に変わる瞬間があるんですよ。
今日はそれを確かめてみてください。
へえ、あ、これですね。初めてわかりました。
調理ン十年のベテランも包丁がぎこちない人も、
代わる代わる味見して、学生時代の調理実習の楽しさを思い出しました。

そしてサプライズデザートに、
先生お手製の南高梅のはちみつ漬けをちらした梅ゼリーと、
Aさんが残り野菜でササッとつくられたおやき、
飲み物に柿茶まで揃って、
いつもどおりに和やかな試食タイムを終えることができ、
ほっとしました。(でも、写真を1枚も撮ってませんでした。ごめんなさい。)