ベッカムの震災体験 パート1

本震と思ってたのに前震だった!!熊本地震1日目

4月14日(木)21時28分 前震
 いつも携帯のゲームをして、のんびりするのが楽しみな時間帯でした。そろそろテレビでも見ようと、携帯を充電して横になったときでした。
いきなり下からドーンと聞いた事の無い音と、もの凄い揺れが来て、上から時計が落ちてきました。
「ワーーーー」と叫びパニック状態になりましたが、何とか起き上がることができました。停電しなかったので、すぐにNHKにチャンネルを変え、私の家の辺りは震度6弱のようでした。煙を出しているような熊本城やその付近に火事のようなものが映し出されてました。
揺れが収まってしばらくしたら、近所の人が心配して助けに来てくれました。どうしていいか分からず呆然としていた時だったのでホッとしました。急いで家から出で、近くの駐車場に逃げました。そこには近所の人たちが集まってきました。ずっと余震が収まらず、次々何回も余震が続きました。

22時30分頃だったでしょう。ヘルパーさんが心配して、来てくれました。「託麻西小学校には、障害当事者の人たちが避難しているようだ。」とヘルパーさんの情報をもとに、バッグに必要な物を入れ、急いで一緒に避難しました。
避難所では、ヘルパーさんが一緒にいるので安心でした。体育館には避難してきた人がたくさんいました。健常者も障害者も関係なく、みんな被災者だと思いました。
 余震は何回も何回も続き、とうとうその夜は一睡もできませんでした。明け方になると、避難していた人たちの中には家に帰る人が出てきました。私も家に帰ることにしました。家に帰って、布団の中に入ると疲れていたので、すぐに眠ってしまいました。

▼一夜明けての様子